ひと呼吸。
会社に一番近いポストに近づくと、ときおりお茶の芳ばしい香りが風に運ばれてくる。
先日、お茶を切らして、ここ玉翠園に、買いにきた。
ふと気がつくと植木鉢。「これは?」とお伺いすると、これがお茶の葉と教えてくださった。
「今度、写真をとってもいいですか?」と尋ねると、
笑顔で、「いいですよ」と、今日になった。写真はすべて今日10月5日。
中も撮っていいと、おっしゃってくださった。
南側と東側が、あいていて受け入れ感が嬉しい。
この銀色の機具で、焙じ茶を作る。
この排気口から、あのかおりが・・・。
お茶でもどうですかと、入れてくださったのが「藤枝かおり」
花をまぜていないのに、ジャスミンの香り・・・。静岡で一定の面積しか栽培されていない貴重品。
様々な産地のお茶があり、種類も豊富だ。
次に入れてくださったのが、宇治茶。
これが、実にまろやか・・・。苦味が薄く、ジワっとする。胃から肩にかけて、からだが緩んできた。
で、教えてくださったのが入れ方。
もちろんお湯を冷ます。
「どれくらいに冷ますか分かりますか?みなさん大体、早すぎるんですよ。」
「・・・。」(飲んでみてこれくらいかな、というくらいしかわからない。)
「煎茶で70度、玉露で60度。まで下げます。」
「お茶は2人分でスプーン2杯。大抵多すぎて、苦く入れておられる。」
「急須いっぱいに入れてはいけません。1センチ開けます。お湯を入れると中で対流がおきますが、
満杯にしてしまうと、それがなくなります。よく、揺らす方もいますね。」
「はい、揺らしてます。」
「揺らすと、苦味が出ます。」と笑われる。
「入れたら、一分待つんですよ。結構長いでしょう。」