美術鑑賞のあとはいつも・・・。
光かがやく印象派の絵を見たあとの、美術館の庭の緑の素晴らしさを忘れない人は多いと思う。
今日は、長い期間緻密に、物質の現前の表現に取り組まれてこられた作家の作品鑑賞後、野外彫刻のこころが今までと違う角度から入ってきた。
どんなに追い詰められても、毅然と幼いものを抱く、意を決した想い。(山内壮夫作「子を守る母たち」1973年)
言葉をのどにとどめ、
長年の労苦を切り捨てられても、
次へのいのちをつぐものを、
しっかりと、この地上に留めようとしている。(本郷新作「嵐の中の母子像」1953年)