サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

「The Prince and The Pauper」を読んでいた頃。

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軽やかに筆を動かされていた方は、「いつか絵を描きたいと思っていたんですよ」と、話してくださいました。

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「なかなかうまくいかなくて・・・。」

「そうですか?なんかいいなって思うんですけど・・・。絵って、写真もそうですけど、こう現したいっていうのはあるけれど、なかなかそうそうでてきませんよね。他の人の作品をみて、こういう風に書きたいっていうのはあるけれど、どこか違いますしね。でも、仲間同士では、いいところをほめたり、影響をうけたりしているうちに、もともと表したかったことからずれていったりしますね・・・。だから、ときどき一人で書くって大切ですよね。」

「そうですね。とにかく描き始めたばかりでせいいっぱいです。」

 

全く存じ上げない方でしたが、被写体になってくださったのが嬉しくてつい、おせっかいな言い方をしてしまいました・・・。

「私も絵を描いていたんです。でも写真に変えたんです。ブログをはじめてから・・・。」

「写真を撮っていて、何か目標があるんですか?」

「今のブログを充実させたいだけなんですけれど。」

「毎日アップするんですか?」

「いいえ、アップしたいと思ったときは続けますが、そうではないときは、一月近く休んでいたりします。まったく好きにやっています。」

「こういうことは、楽しくないとね・・・。」

「そうですね・・・。」

一人で静かに描きたかった御様子でしたのに、

すっかり距離を無視していました。申し訳ありません・・・。

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「コメントとかのやり取りをするんですか?」

「そうしたいとも思うんですが・・・。」

「・・・絵って、子供のときにしていたことが影響しますね。」

「ああそうかもしれませんね。」

「写真って気持ちをこめられますか?」

「いいえ、はっと思ってシャッターを押すともう撮れているので、こめるというより、自分で気付かない気持ちがでるところが面白いです。」

「旅に出たときとか、写真は撮っていたんですけど、私は描いておきたくなったんです。」

「絵って、そのものを見ている時間が長いから、その描いていた風景もその時の気持ちを思い出しますよね。」

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若葉色が、絵の中、その方の周囲でゆれていました。少し離れたところに、同じ教室の方々が、やはり熱心に書かれていました。先生がいらして、「あなたはいい風にまとめる人だね、ここはもう少し書き加えて・・・。」と言葉をかけていかれました。

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