巣作りの場所

　庭先で、二匹の小鳥がしきりにさえずっていたとおもったら、ライラックに巣ができていました。くちばしに何か加えて、電線に止まっている時もありました。「うまく作るもんだな・・・。」と夫が感心していました。

　その後、少し風の通りを善くする為に少し剪定をしたのが、警戒心を起こさせてしまったのかもしれません。遠くで囀る音がしましたが、この巣には戻ってきませんでした。

　「あ、キャンセルか、この巣は手付け金かもね・・・。」と取り残された気分。「他にいいところを見つけたのかな・・・。」夫婦で寂しい会話をしていたら、数日前から巣から頭が覗いていました。う！嬉しい！頭の上のささくれ立ちは、ヒヨドリのようです。

　卵を温め始めたに違いありません。シャッターを押すのは憚れています。上の写真は、作り始めの頃の巣です。今は、顔がみえていて、くちばしの方向でどちらを気にかけているのか想像できます。どうして、ここを選んだのでしょう？手前の葡萄が、実を付け始めているので、それをあてにしているのでしょうか？

　人間の住宅一般も、日用品の購入しやすい場所が選ばれることが多いようです。ここ東札幌は、コンベンションセンターの東側に商業施設も予定され、分譲マンションの供給も需要も多くあります。

　札幌都心にも比較的近い一方、白石サイクリングロードが厚別まで繋がっています。いわゆる交通の便ということでは、地下鉄東札幌駅ということになります。

　こちらは、次の白石駅です。札幌においては、主として地下鉄駅周辺に分譲マンションが多く供給されていて、あらたな暮らしぶりを見せてくれています。

　発寒、宮の沢なども、そうした場所になっています。集合住宅が作るそこここの街並みも、撮ってゆきたいと思います。