サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

虫の視線から、鳥瞰図に

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8月17、18日、お盆を過ぎてからなので、からんとした、古平家族旅行村へ家族で行きました。キャビンに泊まりました。小さな子供達を含む人々がテントを張っている向こうに、海が広がっていました。

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帰りの車で、古平、小樽を通り過ぎた時、シャッターを押しました。サッポロの都心、札幌郊外を幾分相対化できるでしょうか。

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その昔、大衆に学ぶことが大切だと言われた大学時代。学校でまなぶ、全体的網羅的視点ではなく、経験、生活が重要であり、感性を持ってして地を這う事があらたな知識人の有り様として喧伝されていた記憶があります。

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山登りをしても、身近な草に焦点をあて、遠くは見ないようにするくらい、徹底した時期もあります。見下ろすなど、とんでもないと・・・。

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この方法論に、疑問が湧いてきたのは、夫のマーケティングの仕事に関わらせて頂きはじめてからだと思います。きちんと、脈絡をおって物事を分析して開けてくる地平を見たからです。しかし、人間は、論理を駆使していると、感情に大きな負担がかかります。感情の取り扱いにおいては、イマジネーターでいる事に尽力する方がすぐれて自他を守るようにも思えました。パンフォーカスの写真を撮り、自分が意識していない部分も撮れているのを発見してから、冷え冷えとした落ち着きで、感情のあらぶりから回復できるようになりました。

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やはり、全体を見て個々の事柄の関連性を見る方が、その中の自分の立ち位置もしっかり見えます。見てしまうと絶望するかもしれないと避けていると、空想や想像で、現実を捕らえてしまいます。思えば、避けてよい現実なのに、イメージで持って肯定的に捺印してしまい、実際にダメージを受けてしまった時も、ありました。

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広がりの中の一点として自分を見れば、その小ささとともに、その小さな領域でなにができるか見えるのでしょう。身近な事柄で、一喜一憂しつつも、遠く離れたところから、自分の住んでいる場所、自分の働いている住所を見ることが、大切ではないかと思うこの頃です。