「歴史」に問いかける実存風景。
贅沢とは違う風景の豊かさを、細やかに清冽に見せて下さっていた露口啓二氏のホームページが、大幅に更新されました。→
もっとも、氏は、現実を『美』とは必ずしも捕えてはいませんし、むしろ『美』を壊してきた『現実』を『アイヌの地名』にも力を得て、冷静に暴いている、とさえいえるのかもしれません。
しかし、抗議よりは、北海道史の呼び覚ましが促されました。プリントの手法も変えられたのでしょうか?前回の写真より色調が薄められていますが、それがまた今の風景に漂う空虚と希薄をも、表現しているように感じました。
あらたなホームページには、氏の理解者の方々が、より的確な解説をしておられるリンクもあります。また、氏ご自身の文も多く加わり、示唆に富む内容になっています。是非、御覧ください。→