「春の夢」をうたおうとした日々
狸小路 に「ラインゴールド」という酒場があったそうです。
「ヨウコのピアノにあわせて、シューベルトのリードを歌ってみたいな・・ま、別にいいけどね。」と、昔、父が照れながら話していました。
自宅でたどたどしくあわせた時もありましたが、人様にお聞かせする音にはなりませんでした。
先日の誕生日に、うす緑色のセーターを贈ると、まだ今の季節には早い色だから、もう少しあとで着させてもらうよとの事。「春の夢」は、にがい現実という額縁の中の美しい絵、のような歌詞で、「GREEN GREEN GRASS OF HOOM」に似た感情を表現しているような気がします。
廊下の窓をあけて雪をとらえるべくシャッタースピードの調整をしていると、管理人さんがいぶかしげに歩いてきました。「すみません。ちょっと仕事さぼって撮っていました。」というと横を向いたまま、「ご苦労様」とひとこと。
いい関数の組み合わせを作ることが出来て、予定時間より早く仕事が進んだその合間だったのですが・・・。仕事の内容を日ごろ話しているわけではないので、そうも言えず・・・。