札幌びと日誌
3月5日から16日まで、札幌市民ギャラリーで、「美術で綴る札幌の歩み」が開催されています。帰り道、氷割りのお二人に声をお掛けして、ブログ写真を撮らせていただくことができました。ありがとうございました!
(館内の写真は控えました。今日の写真は、会社から札幌市民ギャラリーへの歩道です。)
アイヌ民族が豊かな文化を築いていた場所に、開拓使が設置され、入植が進んだこの街。明治36年のカルタを見ると、江戸の商人文化も感じられました。
また、北大方面からみたこの地図と逆に定山渓からみた札幌の地図に、当時の人々が上流の豊平川沿いに想いを持っていたようにも思いました。定山渓鉄道の豊平駅から、電車が通っていたころの地図や写真を見て、「あ、ここまであったよね。」と声を掛け合ってみておられる人もいました。
一階の昔の雪祭りやオリンピックのポスターを通り抜けて、二階に上がると、今の札幌の写真や、絵が続き、現在がどのようであるのか、過去からジャンプしました。
「殺風景」という字の入った題名を作品が裏切っているような藤谷氏の、無機質なリズムを楽しみました。小林氏や新見氏のうごめく油絵は、とてもなじみのある身近なサッポロの町でした。
最後に、露口氏のメムの跡をとった写真達。「ミズノチズ」場所の特徴を強調しないだけに、ここはどこと確かめるようにゆっくり眺めている方々を多く見ました。「ここも川だったの?」という驚きを含んだため息も聞こえました。