サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

痛取り

080712c

体形の変化が、体調の変化までスライドしてきたので、休日にはなるべく、近くの新川縁を夫婦で歩くようにし始めました。別のところに住む息子の陸上大会出場に刺激された処もあるのかもしれません。ごくごく短いトレーニングを、それぞれの調子にあわせて行い、小一時間で帰ります。

080712a

 よく見かける大きな葉の名前について、幾度か話題になりました。「タデじゃないの?」「そうだな、蓼くう虫も好き好きとかあるよな?でも、なんかイタドリっていうんじゃんかったかな・・・。」「え?イタドリって鳥じゃないの?」

 お互い植物の認知に関して成長の阻害があったのでしょう。どちらも確信に至りません。こんな会話を幾度か交わして、それきり忘れてしまいます。

 ある日、やっぱり調べようと決意し、帰宅するなり植物図鑑をあたり、ウェブ検索もした結果「タデ目タデ属ソバカズラ科のイタドリ」がかなり近いが、少し違うようでした。おそらく、北海道に多いらしいオオイタドリで同定ということでしょうか・・・。近い線まで認識できていたようです。あ、イタドリは、痛みを取る薬効があるためで、鳥ではないという部分は大幅に違いましたね。

080712e

 この白く揺れている豆科の花については、まだ知りません。豊平川の岸辺でも見かけましたが・・・。

 あ、綺麗だなと思っていると、どこかで似たものをまた見かけた時、その美が少し確信めいてくるのかもしれません。でも、美に近くなるものは、調べることでその感覚が消えてしまうのを恐れて、その一般性を見ないようにする傾向があります。ただ、調べることで、溺れずに事実を泳げることもあるので、思い切ってまずしっかり見るのがいいのでしょう。

080717d080717b

さりげなく撮って、それでも感じるなにげない良さがあれば、何年か後に、悟性に何かが定着しているのを受け止めることになるのかもしれません。