内なる人。

遠方で農業を営んでいる学生時代の旧友から、手作りのジャムとお母様の手編みの足カバーが届きました。長い手紙には、彼女の充実した生活があふれていました。

「『外なる人』は衰えていくとしても、『内なる人『は日々新たにされていきます。」（コリントⅡ4-16）を生きておられるように感じました。それぞれの場所で、考えは少し違ってもしっかり生き抜きたい想いは同じです。

教会の帰りに、札幌時計台によりました。お説教の感想などを机の上で書きました。鐘がなる時刻。今また教会に通うことが自然に思える今という時。目の前の嫌な事柄にとらわれていた意識の向きを、人間について悲しむイエスに変える促し。「神様のとき」という不思議な時間の片隅に座らせていただいたように感じました。ヨハネ、キリスト、ボンヘッファー、末路における崇高な態度が伝えてくれる人間精神の可能性を今日、福音として受け止めて、身の引き締まる思いがしました。