サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

春と聞かねば知らでありしを

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まだ雪が降る今年2012年の4月初めの土曜日、冬から少し抜け出て春を感じるところへ行こういう話になった。港にふっと水蒸気が上がる感じとかというので、小樽や厚田を思ったが、やはり先日辿りつけなかった石狩河口へゆく事になった。船場町から浜町へ歩いたのが先月324日。今日47日は、対岸から近づいた。石狩河口橋を渡って八幡町を抜けて知津狩川に沿って進んだ。上の写真は遠く暑寒別岳が見える石狩川。下の写真は上の写真をとった石狩河口橋。

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橋を渡りしばらく進むと東側は比較的あたらしい住宅街だった。お豆腐やさんがあった。帰りによったらもう売り切れていた。地図上では確実に海まで続いた知津狩川に沿って道があった。

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温度が少し上がっているような知津狩川の色。雪が一気に溶けて川に崩れた跡もある。

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石狩川が左手、右手は海。小樽の高島岬が霞んでいる。潅木の向こうに河口があるはず。

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枯れ草を踏む音に鷺が飛び立った。

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鷲がとまっていた。

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鳶が滑空しにきた。

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砂浜に新しい芽が吹き上がっていた。

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流木のように、来るべきところへ来た。