サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

豊平川から石狩川へ

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大学を卒業して他の地に赴任する方と、ある約束をしていた。「豊平川を見に行きましょう。」扇状地であるサッポロを作り上げた川を見て離札してほしいと思っていた。こちらもサッポロの源流を再度確認したいと思っていた。

お互いに時間はあまりとれない。ともかく豊平川を辿ってゆき、見られそうな地点で車をとめればいい。何か感じ取れるかもしれない。そのくらいで当日近くになった。

地図をみていて、石狩川との合流地点が札幌市と江別市の境界になっている事に気付く。見たいし見てもらいたいと思った。北1条雁来線を東へ進んだが、堤防や雪に阻まれて、豊平川はよく見えない。生えている潅木が時々見えた。

川に近づく道を発見したかと思い先へと進んでは、引き返した。除排雪がなされない地域であることに加えて溶けかかった雪が悪路をつくっていた。夫が懸命に運転してくれた。夫婦二人だけだったら、おそらく諦めていたに違いない。合流地点近くだと思われる場所に辿りついたが、見られる期待は薄かった。しかし土手を登ると遠くに薄青い色が帯状に見えた。サイクリング道のマークが見え、人の足跡があった。

一昨日修士授与式を終え、引越し前の忙しい中に来てくださった彼女と一緒に潅木の方へ歩いた。幅の広い川が見えてきた。雁なのか鳥が一斉に飛び立った。戻る群れもあった。二つの川がまじわる場所に出た。

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船が行き交う充分な広さを感じて、元の道へ戻った。

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