サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

初期についての断章

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すでに歩んでいる始まりの時には、まだ何も始っていないと感じている。もう始まったのだと思うときは、すでに大方踏破している。行動と行動に対する認識は、大抵ずれている。事実と見解が一致すると、当たり前なのに奇跡のように喜んでいる。私という呑気でせっかちな人間の話だけではなく、タイミングがずれない普通の人もそこは同じではないかと思う。もしかすると植物ふくめた生物全般も。じわじわしか気温が上がらない札幌も、この二日間は10℃を大きく超えて17℃、18℃まで来た。明日は最高気温が10℃と寒くなるようだが、最低気温は8℃と高め。でも、なかなか暖かくならないねと言葉を交わすにちがいない。新年度の仕事も、まだ何も始っていないようで予兆も計画も多い。忙しかった一週間、来週に向けて一呼吸。夕暮れの前田森林公園でウォーキングをした。

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あ、春だったねとこぶしの花。

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黄緑色の鳥の聲

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歩きはじめの少女が、お爺さんとの散歩を喜ぶ声が遠くまで響いていた。

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大きな鷹がピッコロのような可愛らしい声で、木々の向こうで飛び交う下で

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どう動いてゆくか相談しあいながら練習する人々。

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10歳と過ぎるとクラブ、中学生になれば部活と、家族のみの時間は気がつくとほとんどなくなってゆく。橋渡しのようなひとときが、どんなに貴重だったか、その時、今ほどには感じることができないでいた。今もまた、次への道をすでに歩んでいるのに、気付けずにいるのかもしれない。