道案内
街中で写真を撮っていると、道を聞かれることがよくあります。
人ではなく、風景が問いかけてくるように感じられるときもあります。向こうからやってくる感じ・・・。
そうした時を大切にしています。自分が問題を捉えるのではなく、問題にとらえられる感じを持つ時のほうが、本質に触れているようにおもうのです。
向こうから問いかけてくる風景を大切にしている事と矛盾しているようですが、明らかに意志的な働きかけは、避けています。ビルの屋上にある企業名の大きなロゴ。情宣カー。
それと対極にあるのが舗道、とけ残る雪等。人の意識に何かを強制しません。それらのこちらへの働きかけに本質の表出を感じます。そうした働きかけなら、受け止めたいと思っているのかもしれませんが・・・。
しかし、それらは、探すことによっては、でてきません。あくまで、向こうから突然くるのです。セレンディピティという事態かなと、最近は思っています。なるべく余所見している方が、セレンディピティは発生してきます。