新たにされる。

1897年に札幌組合教会講義所として創立した札幌北光教会は、1913年にこの地（大通西1丁目）を得、煉瓦の教会堂で礼拝を守ってきました。その後、今から42年前(1968)に現教会堂が作られ、今に至っています。この度、4月25日の定期総会で大規模改修の決議がなされました。今年のクリスマスは、リニューアルされた新会堂で祝う事になりそうです。来週、6月6日は、この会堂で行う最後の礼拝になります。(・・・改装終了は年を越すようです。2010年11月2日加筆訂正）(・・・4階礼拝堂は来年完成予定ですが、下の階の改装完了後12月中に礼拝が再開されるようです。2010年11月7日加筆訂正）

足掛け８年の論議を経て、会衆派教会の理念をより具現化する形として提案された「『主の食卓』を囲む横長の礼拝堂」に変わります。聖餐台を中心に、半円形に並べられた椅子で、神の愛を分かち合います。また、この４階の礼拝堂と別に、１階に小礼拝堂が設けられ、静かな祈りの場も用意されます。

今日の最後のお祈りの中で、世界の中、社会の中で小さくされた人々のための場所になりますようにとの、優しい声が響きました。困っている他者のために、小さな事でも心砕くようにとのお説教を受けての事でした。新しい会堂では、イエス様に倣うそうした配慮もしやすいような設計も感じられます。

それでも、ここで４０数年、神様への多くの想いや行いの積み重ねられた場所に、感謝はつきません。最後の礼拝です。この礼拝堂に想いを持たれつつ、遠のかれた方々もおられるでしょう。是非いらして下さい。

なお、６月１３日からの主日礼拝は、北星学園女子中学高等学校講堂になります。