サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

先を歩かれた方々。

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歴史的建造物に、多くの先達の人々の貢献と犠牲が凝縮されている事に慄然とする時があります。今日26日、札幌北光教会4階礼拝堂が竣工し、記念礼拝が行われました。写真は午後2時少し前、クリプト開設礼拝少し前に5階オルガン室から撮りました。2名の洗礼式、1名の転入会式、主日礼拝を終えて満席の参列者を送り出し、ひっそりしています。2階ガリラヤホールでの祝会で、戦前の青年会「ヘルツェン・ブラザーズ」について講話下さった方が座っておられます。旧赤レンガ教会堂で続けられた具体的な信仰生活の一端をお伺いしました。その象徴でもあるような十字架、壁の煉瓦等が、改築された建物内に大切に残されています。

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礼拝前に気持ちを整えられておられる奏楽の三浦いづみさん。自然に入ってくる低音、舞い降りてくる高音が、天の国のありようを想像させてくれます。礼拝進行に添って演奏する上で、会堂内を見るために設けられている鏡に、飾らない静かな表情が写っていました。

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赤煉瓦教会堂時代の椅子が、地下納骨堂においてありました。神様に仕えた方々の連なりの端に座らせて頂いている現実に緊張しました。

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けれど、クリプト内のお説教壇には、困難な時でも、ほどなく笑顔があふれてくる主任担任教師の後宮敬爾牧師。今日の聖書朗読の最後のみことば・イザヤ書625節「あなたの神はあなたを喜びとされる。」を思い出して、少しほっと息継ぎをしました。

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昨年から重労働の介護職現場に就業して日曜勤務となった友人が、休みをとって久しぶりに朝礼拝に!嬉しい再会でした。(札幌北光教会は、午後7時から夕礼拝があります。)ご奉仕で知り合った他の方々との関わりも徐々に増えて、少しずつ大切な世間になってきました。

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筆者が神の御言葉に生きているのは、ほんの少しの部分に思います。しかし、自分に生きる事から、多少矛盾をかかえつつも、他者と生きることに心が向いていればと思っています。無責任にならない程度に、自己統合は、ゆるやかに・・・。

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イエス様に自分を捧げているゆえに、自慢話があまり聞かれないキリスト教会。それだけに、具体的な信仰生活の内実には、知られていない宝物がたくさんあるのだと思います。行いや言葉使いにおいて、少しでも肖る事でできれば、幸いです。