人だかり 雪にまぎれて まざりゆく

還付申告のため教文こと札幌市教育文化会館へゆく。向かいの札幌資料館も札幌雪祭り会場。ちょっとでは済まなくなるかもしれないと思いつつ足を伸ばした。

案の定、西12丁目から

西2丁目まで来た。

雪祭りといえば、寒いのを我慢して少し白さがなくなって硬い雪像を見るという思い出なのだが、最近は、こうしたミニトレインなどが走っていて楽しむ人を楽しめる。

家族でなかよくすごしている人々にまぎれて暖かい気持ちになる。

もちろん、一人で来ている人も、仕事への道の人も、同じ道を歩いていたりするけれど、総じて和やかな表情だ。

人だかりで雪像の全体が見えないとか、知らない人が前に立っていて写真を撮りにくいという事がないように一段高い撮影場所が設けられている。

おかげで優雅な印度のイスラム建築タージマ・ハールが収まった。

あ、台湾と日本の旗を上げた。イベントに加わりたそうにして見ている子供たちもかわいい。

西5丁目までくる。来ている人々がおしゃれだ。

動き、特に人の動きに人々は、集まってみる。

そして夢中になっているうちに、やっぱり寒くなってくる。

 

3月11日東日本大震災で学校が壊れ、半年間毎日2.5km隣の団地の小学校へ通った仙台市立将監西小学校3年生がデザインした「動物たちの夢の城」が見えてきた。

あ、ライトアップされた！雪も降り始めている。

これは見に来なくてはと思っていた。希望が積み上げられているように見えた。丸がならんでいる。作者の柔和な心を感じた。

さすがに体が冷えてきたので、ドームの中に入る。ストーブがあって暖かい。人々にまぎれて、白い街、白い作りものの中を歩いた。楽しい気持ちがわいて来た。そうそう、食べなかったのでアップしていないけれど、おいしそうな食べ物も随分でていた。食べていないけれど、おいしい気分だ。