BLUE SPRING
早春の木々は、何かふわっと柔らかく気配してきます。緑色を感じる前です。近づくと、ちいさなちいさな芽が日を追うごとに吹いてきています。この時期、いつも、これから先のことに想いが膨らんだ若い頃の入学時の気分が、心の奥で芽吹きます。
旧道庁赤レンガの前庭の木々の向こう。札幌三井JPビルディングがもうほぼ立ちあがっていました。
春ほころぶ
自宅庭先でクロッカスが芽を出すと、折れた枝を拾ったりする作業の事を考えますが、職場近くのビル前側花壇で植物が芽吹いていると、春に微笑みかけられたような気持になりました。
枯れている葉なのに、しっかりと形を整えて枝についているカシワ。新芽が出るまで落ちないらしいのです。これもまた、子孫がしっかりするまで、元気にすごしている年配の方がほほ笑みならがら春を迎えているような佇まいです。
大通公園のくじらの森の丘ででも、滑ったのでしょうか?橇を持つ親子。
氷を感じさせる新しい建造物に、1年を通してここが北国であることを感じました。
一方、築38年の建物と、ほぼ新築の建物が並んでいるのは、同じ場所で時間の流れを経験する想いがします。