教会のクリスマス。

　今日は、クリスマス・イブ。

　大方の人が幸せな想いで、夜の一時を楽しみにしているでしょう。けれど、中には不幸を抱えて苦しんでいて、にぎやかな音を聞くのも辛い方もおられるでしょう。クリスマスどころではない。・・・

　クリスマスの飾りつけもすみ、プレゼントも準備していたある日。長年連れ添われた方が、突然の病気で、帰らぬ人になった方が居られました。もう、何もする気になれず、呆然としていた時、一緒にガーデニングの講座に通っていたご友人が、教会に通っていたのを思い出したそうです。

　ふと「教会のクリスマス」なら、いってみようかと、考えたそうです。静かで穏やかなお説教と、美しいパイプオルガンの音に、来てよかったと心から思った、そんな告白をお聞きしたことがあります。

　イエス様は、華やかな場所ではなく、宿の隅の飼葉桶で生まれて、それを記念する日がクリスマスです。それを知らされたのは、当時最下層階級の羊飼いでした。その事を祝ったのは、異国の博士つまり知識人でした。イエス様ご自信が、神様が与えてくれた最高のプレゼントだという話しを聞いたことがあります。