サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

近距離の重さ。

 積もる雪の横を歩くと、なんともいえない安心感があります。

Snow12

 凛としているものに、守られているような・・・。ひとりで歩くのは、あまり好きではありません。二人で歩くのが好きです。夫、息子、父。他の季節より、ずっと頼もしく感じられます。母や、娘、そして妹と歩くのも、悪くありません。自分が、凛としたいい青年になったような気分になります。互いに、雪のように、うんざりするような関係の歴史を積んでいます。この雪景色を嘆きながらも、他地域の方から、苦労と美しさを褒められると、結構、嬉しくなったりします。

Snow13

 雪の積もらない太平洋側の東北から、中学のときに越してきたせいか、雪の札幌は、いつまでも大好きです。家族の事は、そこまで言えません。恥ずかしいからか、それとも・・・。こうして、ブログを書いているうちに、何か発見できるかもしれません。いずれにしても、身近な人との歴史は、自分の歴史に重なるところが多いはずです。どんなに、嫌なところがあっても・・・。

Snow14 (札幌大通公園西3丁目  石川啄木碑)

 生活感情を詩にした短歌が有名な石川啄木。しかし、「時代閉塞の現状」(明治43)という評論もあります。家族に時として、漂う暗い空気は、社会的観点という凛とした空気にさらして、清めてもらうのがいいのかもしれません。今年も、後、一時間を切りました。家族のみならず、関わって下さった方々ありがとうございました。知り得ていることだけではなく、気づけない部分でも、様々な意味で助けていただき、本当にありがとうございました。