サッポロの遺跡。
創成橋の解体作業が進んでいる。先週末、欄干が撤去され、その下のアーチ型の橋が見えていた。
今日(10月10日)通りかかると、昔の建造物(橋全体?)が浮き彫りになっていた。
写真を撮っていると、警備の人が、「もう少し近づきたいのなら、今、偉い人がきているから、届け出ると、いいと言ってくれるかもしれないよ」と教えてくれる。 さっそく、お願いにゆく。「もう100枚以上、工事の様子を撮っているんです。近くに行きたいのですが・・。」「あんた、前あったことあるね。」会社名と名前を名乗る。 「あの、創成川が好きだったので、どうなるかと思って・・・。」「ああ、前にも、断りにきたことあるよね。」 「ええ、ずっと撮っているんです。」「これから長いよ。」「2年くらいですよね。今日は、この創成橋の様子を間近でみて、感動しました。こんな風になっていたんですね。横から、とらせてもらえませんか、結構評判のいいフォトアルバムを作っているんです。」 「うーん、あぶないからね。」「近づきすぎません。それにしても、昔のひと、すごいですね。これは、このまま残すんですか?」「いや、剥がしてコンクリートの上に張ってかな・・・。今、上の人たちがあれこれ相談している。当時の応力計算とかいろいろ調べているらしいよ。少しずつ、様子を見ながら慎重に作業を進めているんですよ。」 「では、この姿は、今しかみられないんですね。少し、撮らせて下さい。」 けれど、私が、近づいたことで、他の人も、覗き込んでしまった。安全を考慮して、切り上げてほしいとのこと。この状況下、撮影許可ありがとうございました。
それにしても、昔の日常が唐突にあらわれると、なんて不思議な感じなのだろう。