サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

少しずつ降りてゆくことで・・・。

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札幌時計台の時計は、豊平川の石を積んだ錘が重力で下がってゆく力で動いている。

(写真は、ほぼ同じ構造で動いている時計を館内に展示してあるもの。一番後ろが錘。)

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こちらの写真は、館の西側で仕組みを放映している画面。

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降りてゆく力が、歯車を通じて、振り子に伝えられる。

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人間もまた、ときおり自分の価値観を軸に巻きつけ、それを解しながら生きているのかもしれない。

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解してもバラバラにならないように、しっかり締めるところは閉めなおす。

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日々のルーティーンワークのようだ。

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人に見える結果の手前にある現実。

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人に見えるのは文字盤。聞こえるのは鐘の音。

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その後ろで、人の手で巻き上げられた50キロの石(時刻表示)が少しずつ下がってゆき、時を刻んでいる。150キロの石が鐘打ちを導いている。

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目標を持ち、その重みを少しずつ仕事に生かし、調整する。

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ビジョンは原点。でも、よく「きれいごと」だと言われたりする。

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札幌農学校も、農業への実用性を、開拓使から疑われた事があるらしい。

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しかし、理想に恥じない研究成果によって、今日まで形を変え(北海道大学)、場所を移して存続している。

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1876年(明治9年)の設立から、今年2006年で、130周年。(写真は今年5月。ファカルティハウス前の大野池)

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空を見上げていたエンレイソウ。雪のように白かった・・・。