冷静におもえば、身にすぎた、とまどうばかりの・・・。
飛行機が離陸するのを見た。何度みても、その度不思議に感じる。
空港にくると、「シンジラレナイ!」は、多くの技術史が人手に渡っている事への思いに変わる。
その視点から振り返ると、車の移動も、結構すごい現実だ。
だが、自然風景はセットではない。
先に存在している。寄与されている。無論、自然の方では、与えた覚えはないというかもしれない。
私達人間が割り込んできたのだ。
自然を身近に感じるところへ、ガソリンなどを使い不自然に入ることは、申し訳ない気がしなくもない。
高速道路沿いの木々の向こうに、札幌の街並みが見えた。木を後から植えたわけではない。
札幌市街を上から、通り抜ける。
元旦の日に近づいた手稲山が遠くに見える。
身にあまる恩恵を受けた。
お返しをするすべもなく佇む。
石狩番屋の湯という贅沢をさせていただいた。