見えざる手。
中学生時代、野球部だった息子と、仕事仲間と朝野球をしていた夫とファイターズの試合を見にいった。
(写真は、回が始まる前。試合中は、遠慮した。)
ツーアウトが取れた瞬間、直前にわかって、「ゲッツー」と言い合っているのを聞いたり、あそこはヒットアンドランだよなという会話を聞きながら、野球を楽しんだ。
序盤は、4番が打つも、点に結びつかなかった。1点を先制され、不安な始まり方だった。 が、中盤、応援を受けた稲葉のヒットから、流れが大きく変わった。次々に、鋭く続く打撃。ダルビッシュも好投。 そして、圧倒的勝利! 花が一せいに開いたようなスタンド。 ヒーローインタビュー。「皆がきてくれたので勝ちたいと思いました。自信はあった。コントロールが悪かったけれど、野手を信じて投げました。」 「いい奴だなと。」息子。夫とあれこれ、野球談義していた。 ふと、マウンドをみると、ヒルマン監督が、皆に手を振っている。 選手がもどったあとも、客席を一周した。 観客は、2万6千人。 帰り道、福住小川公園の札幌ハリストス正教会の聖堂が見えた。キリスト教には様々な宗派があって、歴史上では深刻な対立もあったようだが、日本においては、そうした事はあまり聞かない。むしろ、色々な受け止め方を可能にする教義だとそれぞれを尊重しているようだ。 ヒルマン監督を見ていると、神を信仰することは、人に誠実になるように思える。