倒壊後の日差し。
04年台風による痛み。復旧がいいのか、自然にまかせたままの方がいいのか考えながら、戦場のような風景を歩きました。
壮絶で、寒々しい風景に呆然としました。
ふと、希望のようなエゾエンゴサク。 まぶしそうなエンレイソウ。 虫が訪れたイチゲ。
夢中で焦点をあわせていると・・・山の声がしました。渓流です。
樹が倒れていて、そこここに日があたっています。林床に日光が届けば、草花や背の低い広葉樹が育ち始めます。倒木は、森全体の生態系にとっては悪くはないのかもしれません。都会で生計を立てている身としては、自然の恵みを戴くのが申し訳ないような気もしていましたが、歩くにつれ、元気になる心と体。大切にする方法を学びながら、是非また来たいと思いました。