市民が観光する大学
銀杏並木が評判になっている北海道大学。11月3日、雨模様にも関わらず多くの人々が木々の色づきを楽しみながら歩いていた。ここは黄金色のトンネルを抜けた先の大野池。
11月3日の閉館日に北大植物園を歩いた。少し足をのばして、北大の銀杏並木を見に行く。西5丁目通、昔の電車通りは、今、時代通りと名づけられているようだ。
ここは文学部への通学路。左手には洋館があって外国人教師が住んでいた。
地下鉄北12条駅を下りて学内に入る手前。角に「ニック」という喫茶店があった。
昔からある古本屋さん「弘南堂書店」の隣にSoftBankという今。
北大生が、大学構内を市民に楽しんでもらおうと様々な企画をしているようだ。
銀杏並木の素晴らしさを伝え聞いて集まってくる人々に、何か働きかけようとしているのだろうか?傘をさした人々が、大学の中を観光をするように歩いているのを見るのは、何か不思議な気がした。
「雪」の著者、中谷宇吉郎の展覧会が旧理学部の総合博物館で開催されていた。学外の人々が気兼ねなく歩いて入ることができるような雰囲気があった。もちろん関係者以外立ち入り禁止の場所もあるだろうけれど、大学関係者ではない人々を招き入れようとする動線がそこここにあった。学内に用事がある場合しか入れない車の数は少なく、人は多いのに静かな散歩になった。明日11月4日は、銀杏並木の車の乗り入れをなくするので、より多くの人々がくるのかもしれない。