永遠へのあしがかり。
けれど、空の上は無限大。その感じを想像するのは、たやすくありません。無限という空間感を時間に置き換えると、永遠ということでしょう。これも想像を超えます。が、1億5千年前というとほとんど永遠への通過点に近い感じがします。
氷河期を生き延びてきた数少ない植物の一つ銀杏。
その発生は、その1億5千年前といわれます。
「生きた化石」とも呼ばれているそうです。
銀杏葉の成分の中に、有効成分・フラボノイドやギンゴライドなどの物質があるようで、脳の働きそのものを活性化するらしいのです。物忘れにきくとか・・・。サプリメントとして、製品化されているものもあるようです。
昨日、他の会社に自社作成の資料をお届けしたとき、銀杏の並木を通りました。
ふと、銀杏は、1億5千年前を覚えているかのような気がしました。
並木の煉瓦も、その奥の旧北海道庁も、1億5千年前よりは、はるか手前ですが、建設された明治21(1888)年は、すでに100年前。無限ともいえる歴史的事実の数をみてきたのでしょう。
写真におさめようと、改めて建築に近づきました。
東西南北四方がすべてが開口部になっている形を見ていると、西洋建築ながら四面観音を思い出しました。