サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

中から見える事情、外で感じる状況。

 職場近くを中心に、自分の目でみた札幌の町を、ひろい集めてきました。

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 札幌市は、客観的な行政区分です。人口が全国で5位の185万人、市域面積は全国で3位の1121k?の大都市です。主観の降り立つ領域とは、ずれがあります。 

                                                                   

ところで札幌市では「札幌市都市計画マスタープラン」を策定しています。 

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 「持続可能なコンパクト・シティへの再構築をともに進めよう。」というのがその基本理念です。

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 「市街化区域の拡大を行わず、現在の市街化区域の範囲内で、都市の質を高めてゆきます。」とありましたから、都心部に人口が集まってくることを志向しているようです。 その上で、ゆとりの空間を創出するための提案なのでしょう。

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 インターネットが普及し情報社会といわれて久しくなります。しかし、個々の生活者は、総合的に状況を把握しているのでしょうか。日々の生活の利害関係になじむ気分を受け入れて、その事情を肯定することを優先せざるを得ない。全体を見たいという主体的欲求は抑えているようにも感じます。  

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 市役所の外側からは中がよく見えませんでしたが、エントランスのロビーからは、道行く人々の様子が伝わってきます。多くの客観的資料に恵まれた場所から、経済活動、生活改善、をコミュニティの指針として、どう打ち出してゆくのでしょう。

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 ガラス貼りの開かれた入り口に、また来てみようと思いました。現実の向こうへ届くまなざしが、リセットされることもあるかもしれません。