サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

コンクリートの日記帳。

 記憶に留めたいというのは、その事柄を大切に思っての事でしょう。育児日記、学級日記。そして、何か困ったときは、記録を調べ、プロセスを遡りながら回復をはかります。

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今年から、北海道宅地建物取引業協会では、仮設工事から完成までの住宅建設の工程を、CDに焼付けておく事を推奨しています。

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 その記録総体を「住まいル・アルバム」と名づけたようです。ユーザー自らが写真を撮るのは、大変ですので、発注、契約時に工務店に作成を依頼する事を薦めています。

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26の工程ごとに、写真とともに、仕事の中身も記載していく内容になっているようです。こうしたことで、建築にまつわる偽造が回避されるのか、必ずしも断定できるわけではないでしょう。ですが、自分や自分の家族を守ってくれるはずの大切な建築物が住宅ですから、その状況を把握したいものではないでしょうか。プロへの信頼がゆらぐ中、情報の開示が事柄の解決や事故の防止になるようにも思います。

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 11月4日のブログ「白雪姫をうつしだす鏡」で、紹介させていただいた札幌シャンテのすぐ東側が立替中です。大成建設札幌支店のようです。(20066月竣工予定)全国で1.2位の売り上げ高のある大手のゼネコンの新社屋ビルです。

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 必要に応じてパーツを交換できるような新しい作り方をしているような書き方が、ホームページにありました。詳しくは、わかりませんが、「タスモ」というのだそうです。制振技術・免震技術を独自に進化させたとの記述がありました。

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 科学の日進月歩によって、より耐久性のある建築物ができつつあるのかもしれません。今マスコミで、話題が沸騰している建築物のように、不具合の生じてしまった建物は、病気にかかっているようなものです。現在住んでいる方々の安全を考えると、お医者さんとして登場して下さる会社があれば、頼りになる未来の企業のようも思えますが・・・。

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