サッポロ シティ フォーカス

the sight where I met the unconscious of a city, which was crossing the city consciousness.

枯葉。

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昨年の今日、地下街から地上に登ってくる時に見える木を撮った。

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(これは、昨年同日の写真)

木の向こうは、

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歩道橋。

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車優先時代の遺物なのだが、

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下から見上げると、人が空を歩いているように見えた。

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自分が、歩くと怖いけれど・・・。

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いまだに、結構高所恐怖症だ。

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落ちるのが怖いのか、飛ぶのが怖いのかは分からない。歩道橋を超えて、北大通を渡る。

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落ちるのを恐れずに、前に進んだ人たちがいた場所。札幌市民会館

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近づくと、ベンチに白くまのぬいぐるみ。忘れ物なのだろうか?

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痛そう・・・。だが、抜いて、ただ置いておけば、風に飛んでしまう。

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耐震性に、問題のある札幌市民会館は、来年3月閉館予定。

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直されるものはいいけれど、壊されてゆくものは悲しい。

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中学校時代、トワ・エ・モアの公演を、友人達とここで聴いた。

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高校時代、学生道展はここで搬入した。

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大学時代、黒百合会もここで展覧会をした。

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住民運動の話を聞いたのもここ。

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原爆の図の説明も、丸木夫妻から、ここで聞いた。

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裸婦クロッキー会もここ。

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見に来たバレエ公演も、

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娘が、6年間参加した合唱コンクールも・・・。

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思い出すと、こんなに関わりが多かった施設はないかもしれないと思う。

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1年間、大通公園を取り続けていたのに、かなり近いここを避けていた。

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自分にとって、とてつもなく濃かったのかもしれない。

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内側と、外側の景色が、窓で出会う。

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風景が重なっている・・・。仕事で、知り合いになったグラフィックデザイナーのN氏のCG作品をふと、思い出した。

他者の作品の影響で、ものを見ることは多いにありうる。だが、盗みにならないため、断り書きは必要ではないかと、思っている。